ごあいさつイベント情報おしらせ料金お問い合わせ

第1回 感謝イベント「吃音っ子ママのおしゃべり会」 12月14日(水)開催

吃音のあるお子さんへのお母さまのさまざまな思い・・。医師や言語聴覚士などの専門家へ伝えても、正しい答えはかえってくるものの、何となく、「受けとめてもらいたいのはそこじゃなくて」というお気持ちになられることもあるのではないでしょうか。

12月14日(水)、「ことばの相談nakano」の第1回感謝イベント「吃音っ子ママのおしゃべり会」を開催いたします。

講師は、「株式会社ソーシャルワーク福岡」代表で、子どもソーシャルワーカーの豊福圭代先生です。

豊福先生はご自身も吃音のあるお子さんをお持ちのお母さま。

悩める母の立場と、また、子どもたちと学校や地域をつなぐ架け橋となる子どもソーシャルワーカーとしての立場の両方のお話が伺えます。

そのあとは温かいお茶をいただきながら、少人数でゆっくりとおしゃべりをしましょう。

この日の教室は、ママたちのためだけに開放します。

どうぞ、お子さんにお留守番をお願いして、おしゃべりにいらしてください。

  • 日時:
    12月14日(水) 14:00
  • 会場:
    ことばの相談nakano 福岡市中央区梅光園1-2-17サンフタバビル3F
  • 参加費:
    無料
  • お申し込み:
    お問い合わせフォームよりお申込みください。

狭い会場ですので先着順です。お早目にお申込みください。

講師の豊福圭代先生からメッセージが届きました!

豊福圭代先生

こんにちは、今回、吃音がある子の母としてお話をさせて頂く豊福と申します。

学校、医療、福祉多方面の方と一緒にお仕事させて頂いてますので「あら?豊福さん?」と思われた方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

少し自己紹介をさせて頂きますと私は、ソーシャルワーカーとして、保育園や学校で困っている児童生徒や保護者と面談し、環境を整えていく相談支援の仕事をしています。

だから、日々多くの方とお話させて頂きますが、その方たちに「私の息子は吃音でね・・」と話すことは殆どありませんでした。

それは隠しているのではありません。来談者は「吃音ママの会」とかのビアカウンセリングの場ではなく、相談の専門家として会いに来てくれているわけなので、私の問題に置き換えて話すことはありません。これは専門職としての私の立ち方です。

しかし心の底から唸るようなとってもでっかい「共感」はあるのです。人間だもの。
(友達として相談を受ける場合はわが子の吃音の事を話すこともありました。)

そして、今年の夏頃、学校ソーシャルワークのお仕事で仲野先生に出会いました。

仲野先生の雰囲気に魅了され瞬殺で意気投合。もう昔からの友人みたいに話していると吃音のプロの先生がお相手ですもの、やっぱり「私の息子もね・・」の話をしました。

そして、仲野先生に私の吃音のある息子育てのエピソードを話しているうちに、吃音が出始めたあの時の不安や焦り、心配で泣きながら菊池先生の本を読み、すがるような思いでメールしたあの日々がぶわっとよみがえってきました。

「今この瞬間も、10年前の私のように悩んで、不安な親がいる」 その方たちや(吃音児保護者)、その方の力になりたい人達(ST、教員、保育士、児童支援施設、その他子どもに関わる専門職)の為に、仲野先生からのお誘いにお答えし、この度勇気をだして、息子と歩んだ日々の事をお話をすることにしました。

この話をしていいかどうか、一番最初に相談したのは当事者である息子にです。

彼は「吃音の事を理解したいて思ってくれてる人とか、困っとるという人たちがくるんやろ、それなら勿論OKに決まっとるやん」と言ってくれたのでこの会でお話することが出来ます。

幼稚園の先生に息子の吃音の事を初めて話したあの日の事、小学校で毎年担任が変わるたびに、対応についてお願いに行った事、小4の面談の時に自分の吃音についてしっかり先生に伝えていた彼の凛々しい横顔、高学年になっての吃音と友達のとの事、ある言葉に傷つき「学校に行きたくない」と巣にこもった事、学校ソーシャルワークも仕事にする母だからこそできた、学校への対応の依頼と、話し合いのこと。などなど話したい事はたくさんあります。

彼の生きやすい未来も少しだけ背負って、今回は「母」の立場からお話させて頂きます。 当日ぜひ会いに来てください。そしてあなたの今の思いを聞かせてください。お待ちしています。

【経歴・概略】 子どもの疾患や発達の障害を専門に診療する医療機関や、貧困家庭の子ども相談を担当する福岡市事業等の専門相談員として親と子の育ちについて支援してきた。

2019年に、自身の孤独な子育ての辛い経験をきっかけに周産期・乳児期をサポートするソーシャルワーカーとして起業し、その後学校や保育園でのソーシャルワークの仕事も開始。産前産後のご家族から赤ちゃん、幼児、小中高生までの幅広い年齢層の子どもたちとその家庭を支援するためのノウハウを身に着け、多職種他機関と連携しながら子どもと家庭に寄り添いながら支援を継続している。2022年8月株式会社ソーシャルワーク福岡設立。

小学生男児2人と5歳の女児 3人の母親。

資格: 社会福祉士・精神保健福祉士・公認心理師・介護支援専門員